「主体的な成長」が実現させる自らのビジョン――その過程を会社として後押し株式会社ドライブステージは、社員一人ひとりが自ら考え、行動できる環境を大切にしています。会社と社員がお互いのビジョンを共有し、ともに歩んでいく。そんな成長環境を実現するため、どのような取り組みをしているのか。背景にある想いと今後の展望について伺いました。社員が輝ける職場を目指す「3つのビジョン」当社には、社員の豊かな人生を支えるために、内側に向けた3つのビジョンがあります。1つ目は、「働きやすい会社から、働きたい会社に」。私は、社員が「楽に働ける」のではなく、「楽しく働ける」ことを大切にしています。会社が本来持つ役割の一つは、働く人が前向きに取り組める環境を提供することだと思うのです。「働きやすい」から「働きたい」へ。社員が自然と「働きたい」と思える場所を目指しています。2つ目は、「感謝の気持ちで思いやりのある人間に」です。会社は人で成り立っているからこそ、社員同士が互いを尊重し合い、感謝の心を忘れないことが重要です。そうした意識が自然に生まれる職場でありたいと考えています。3つ目は、「自主性から主体性へ変革できるチーム形成を」。主体性を持って行動するためには、自ら考え、動く姿勢が欠かせません。自分のビジョンを達成するためには、主体性が鍵を握っている。私がこれまでの経験から、強く感じていることです。社員一人ひとりが自分の夢に向かって自ら動けるようサポートしています。それぞれのビジョンを育むための工夫会社として個々のビジョンを応援しながら、お互いが同じ方向を向くためにも、面接では特に「その人なりのビジョンを持っているかどうか」「当社のビジョンに共感できるか」という点を重視しています。ご縁があって一緒に働く以上、お互いを応援し合える仲間でありたいからです。実際、入社の時点で当社のビジョンに共感できるメンバーが集まるので、どの店舗も「みんなで協力してやっていこう」という空気感があり、日々の働く雰囲気も良いように感じます。また、当社は押し売りをしない営業スタイルを徹底していますが、これも、自分なりのビジョンを明確に持っていることで実行できると捉えています。例えばですが、ビジョンに近づいていく過程でやりがいや達成感を得れば、それが気持ちのゆとりを生みます。同時に、目の前のお客様のために何ができるかを全力で考えるようにもなるはずです。おのずと、自分本位の接し方はしなくなるのではないかと思います。その人の「人生」をサポートする社員は現在約20名在籍しています。人事評価を半年に一度実施しており、その際に「その人が入社時に描いたビジョン」をブラッシュアップしながら、会社としてどう支援できるかを一緒に考えます。10年後といった長期的な目線での目標を立て、5年後、1年後にどうなっていたいかと近い未来に落とし込んでいくイメージです。中には、将来独立を希望する社員もいます。その場合は、経営者としての視点や数字の見方を伝え、自立できる力を身につけられるようサポートします。当社から巣立っていく以上、成功してほしいというのが私の願いです。今後、より良いサービスをご提供するために現在は研修制度を整えていて、特に店長を対象としたプログラムを強化しています。「本当にお客様のことを考えた行動ができているか」「押し売りになっていないか」。それらを再確認し、店舗ごとのサービス品質向上を目指しています。チームで成長し続けるための工夫現場の主体的な成長を大切にしているので、特に店長クラスにはほとんどの権限を渡しています。店長は会社に例えれば「社長」のような存在ですから、私をはじめとした経営陣から、店舗運営についてはほとんど口出ししません。もちろん、数字面での確認や結果に対するフィードバック、ビジョンとのズレをチェックする場面はありますが、日常業務は店長の裁量に委ねています。当社が考える店長に必要な要素は、「自分事として捉えられるかどうか」です。周囲のあらゆることを自分事として考えることができてはじめて、言葉が部下に伝わるので、店舗全体に落とし込めるのではないでしょうか。また、日々の頑張りをできるだけ還元したいという思いからインセンティブを設けています。特徴的なのが、チームワークを重視し、店舗単位での評価を軸にしていることです。具体的には、店舗ごとに毎月算出したインセンティブを年3回のボーナス支給時に上乗せしています。独りよがりでは評価が高まらないので、おのずと協力し合う風土につながっているように感じます。健康を支え、つながりを育む社員が安心して働ける環境づくりの一環として、福利厚生にも力を入れています。2025年度、健康経営優良法人に認定されたのもその成果の一つです。社員が健康でいられるよう会社として支えたいと思っておりますので、例えば昼食の提供です。お弁当屋さんに配達をお願いして、忙しくてもきちんと食事をとれる環境を整えています。この仕事はついご飯の食べるタイミングを逃してしまうことが多いので、お客様対応が長引いたときでも、きちんと栄養を補給できるようにすることで、業務のパフォーマンスを保ってもらえたら嬉しいです。社員同士の交流を深めるために行っているのが、年2回の食事会や年1回の社員旅行です。社員の誕生日をサプライズで祝ったりもしており、社員全員がその人を思いやる時間が自然と生まれています。プレゼントを選ぶ時間が、互いを知る機会になっているのは、想像以上の副産物です。これからも、社員が誇れる会社づくりを続けていきます。人が育ち、組織が強くなることで、さらなる成長を目指していきたいと思います。【企業情報】企業名:株式会社ドライブステージ代表者名:山脇和敏本社住所:大阪府大阪市平野区長吉出戸8丁目4番17号企業URL:https://www.drivestage.com/