人を守る覚悟が、会社を強くする。誠実な経営でつくり上げる「文化」と「成長」機械式立体駐車場メンテナンスの独立系企業として、国内トップクラスの実績を持つpmiテック株式会社。全国約2,000件の管理組合と契約し、年間15万パレット以上のメンテナンスを担いながら、立体駐車場のサブリースと無償メンテナンスを一体化した『pmiサブリースplus』を開始するなど、活躍の幅を広げています。同社が成長を続ける裏側にある「人が辞めにくく、育ちやすい」組織はどのように生まれるのか。従業員との距離感、育成の考え方、そして不正やハラスメントを絶対に許さない意思決定のリアルについて、代表の古木倫太郎氏にお話を伺いました。縁あって出会った仲間を守る。覚悟と観察で築く組織の土台自分の子どもと従業員が同時に困っていたら、私は従業員を助けるかもしれません。極端に聞こえるかもしれませんが、それが本音です。もちろん家族は大切ですが、子どもは私が手を差し伸べる存在というより、独立した一人の人間だと思っているんです。「お前の人生は俺の人生じゃない。お前はお前の人生を生きろ」とよく伝えています。その一方で、縁あってpmiテックに入ってくれた仲間には、経営者として人生を背負う覚悟で向き合っています。私は昔から損得抜きで動いてしまう、お節介な人間です。ただし、それは「ベタベタした仲良し」という意味ではありません。仕事はあくまで仕事。だからこそ健全な距離を保ちつつ、相手が何に悩み、何を求めているのかを徹底的に観察します。グループLINEの一言、掲示板の投稿の温度感、なるべくすべてに目を通し、そこに滲む小さな違和感を見逃しません。経営者の役割は、社員が発する「微かな異変」というノイズを拾い上げることだと思っています。この積み重ねが、人が辞めにくく、安心して成長できる組織の土台となっています。違和感を見逃さない。行動がつくる文化pmiテック立ち上げ間もない頃、私は大きな期待を寄せていた幹部を解職したことがあります。きっかけは、何気ない一本の電話です。彼と通話している最中、電話越しに部下へ投げかけた一言のトーンに、説明のつかない違和感を覚えました。内容そのものよりも、言い方や空気感に引っかかるものがあったんです。すぐに部下へ直接ヒアリングを行うと、裏で続いていたモラルハラスメントが明らかになりました。創業期の会社にとって、彼の存在は大きな戦力であり、失えば組織は確実に揺らぎます。それでも私は、翌朝には飛行機で福岡へ飛び、本人に解職を告げました。仲間の尊厳を理不尽に傷つける人間は、立場が役員であっても組織に置かない。それが私の判断基準です。そして、多くの社員に直接経緯を説明しました。私は「悪い話ほど社長が直接伝える」ことを徹底しています。なぜ許さないのか、なぜこの決断に至ったのかを、自分の言葉で語るからこそ、納得感と信頼感が生まれます。そしてそれが共通認識となり、時間をかけて文化になるんです。「まずは1年、何も考えずにやってみて」。嘘も忖度もない技術者育成入社して最初の1年。ここを越えられるかが、プロになれるかどうかの分かれ道です。特に技術職の場合、私のこれまでの経験上、1年続いた人はその後も長く活躍してくれる傾向があります。だからこそ私は、新入社員に直接こう伝えます。「1年は何も考えずに、私に預けてくれないか」と。悩むのも、迷うのも、判断するのも、まずは一度脇に置いて、とにかくやり切ってみてほしい。その1年間は、もちろん会社としても本気で支える覚悟があります。しかし同時に、こうも言います。「もし違うと思ったなら、一刻も早く辞めて、次の環境へ行ってほしい」。矛盾しているようですが、どちらも本気です。会社としては1年頑張ってほしい。でも一人の人間としては、合わない場所で時間を浪費してほしくない。人生は有限ですから。私は嘘をつくのが苦手な人間です。だから都合のいい綺麗事だけを言うことができません。経営者としての本音と、一人の大人としての本音。その両方をそのまま伝えた上で、それでも残ってくれた人たちが、今のpmiテックを支えています。採用は「ひまわり」にお任せ。目の前の仲間と向き合い続ける経営現在、私は面接をほとんどしておらず、役割の大半を管理部の徳永さんという方に任せています。彼女とは16歳の頃からの付き合いで、私の性格もpmiテックの進むべき道も、誰よりも理解しています。それに加えて、滲み出るオーラが周りを明るくする「ひまわり」のような存在なんです。今は売り手市場ですから、面接はこちらが選ぶ場ではなく、むしろ求職者に当社を「選んでもらう」場です。かつてはトップセールスとして活躍した彼女が、私という人間や会社の魅力を私以上に伝えてくれます。最近入社してくる若い世代が、彼女を「お母さん」のように慕っているのも、その人間力ゆえでしょう。そこから自然と、温かな循環が生まれています。起業を目指す若者から「経営学やMBAが必要か」と聞かれることがありますが、私の答えはNOです。商売の本質は「入るものと出るもののバランス」と「お客様が喜ぶことを提供できるか」であり、そこに必ずしも教科書通りの正解はありません。むしろ自らの経験と思考で辿り着いた哲学があるからこそ、現場で起きる想定外の事態に瞬時に対応できます。サブリース事業が始まり、会社の規模がさらに大きくなっていくこれからも、向き合う相手は常に「目の前の人間」です。仲間と誠実に向き合うことの積み重ねが、pmiテックの良い未来をつくっていくと、私は信じています。【企業情報】pmiテック株式会社本社住所:〒132-0024 東京都江戸川区一之江1-14-7HP:https://pmitech.jp/設立日:2020年7月代表取締役:古木 倫太郎